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王子の幇間

おうじのたいこ

滑稽噺江戸商家夫婦見立て

王子の幇間・平助が、呼ばれもしない大店へ今日も顔を出す。

情景

大きな家の奥。下女の泣き顔。つづらと鉄瓶と、猫。

登場人物

あらすじ

  1. 呼ばれもしない平助が大店へ入り浸り、皆が迷惑する。
  2. おかみが居留守を使い、不在の主人の悪口を言わせる策を立てる。
  3. 平助は下女を泣かせ、乳母をからかい、鳶に殴られ、奥へ進む。
  4. おかみに間諜と問われ、花魁のことでまかせ——駆け落ちを持ちかける。

みどころ

聴くとき

つづらの中身をばらす、主人の声。

結末

  1. おかみが金のつづらと荷物で両手が塞がった平助を殴る。
  2. 主人を呼び、つづらを開けると中は石臼。
  3. 「なんだそのざまは」——平助「近火の手伝いです」。

オチ

火事はないのに、平助は背負ったつづらと石臼を「近火の手伝い」と言い張る。

サゲ

「近火の手伝いです」

鼻の圓遊の作。平助のあだ名が題になる。 「どこにも火事はない」→「今度あるまで背負っております」と伸ばす型あり。本線は近火の手伝い。

ほかに