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権助魚

ごんすけざかな

別名 · 熊野の牛王

滑稽噺江戸商家夫婦ぶっつけ

旦那の用事を頼まれた権助が、魚屋で土産を選ぶ。

情景

商家の勝手口。おかみと旦那に順番に買収された権助が、魚屋で網打ちの獲物を選ぶ。

登場人物

あらすじ

  1. おかみが権助を呼び、旦那の様子を探る。金や菓子で口がゆるむ。
  2. 見張り役に使おうとすると、旦那が逆に権助をより高く買う。
  3. 言い訳は「得意先と隅田川で網打ち」——証拠に魚を買って帰れ、と。
  4. 権助は鰹、伊勢海老、目刺し、蒲鉾などを買って帰る。

みどころ

聴くとき

魚を見たおかみの、沈黙の一秒。

結末

  1. 権助は、旦那が向島で網打ちをして帰らないとおかみに報告する。
  2. 証拠として鰹、伊勢海老、目刺し、蒲鉾を見せるが、どれも川の網打ちの獲物ではない。
  3. 『どこの川に蒲鉾が泳いでる』と聞かれ、『網をぶって捕った時、みんな死んでた』と答える。

オチ

川魚を買うはずの権助が海魚や蒲鉾を持ち帰り、蒲鉾も網で捕った魚だと思い込んでいる間抜けのサゲ。

サゲ

「どこの川に蒲鉾が泳いでる」——「網を打った時、みんな死んでた」

魚の種類、金額、網打ちの行き先には演者差がある。別題『熊野の牛王』。『関東一円で取れますか』『一円でねえ、二円もらった』と落とす型もある。

ほかに