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かつぎや

かつぎや

別名 · かつぎ屋 · かつぎや五兵衛 · 正月丁稚

滑稽噺江戸・上方地口

「し」を嫌う呉服屋の元日。縁起が、家中を縛る。

情景

元日の呉服屋。井戸の冷気。雑煮の湯気と、宝船の紙。

登場人物

あらすじ

  1. 呉服屋の主人は極端に縁起をかつぎ、「し」の字を嫌う。
  2. 元日、権助に若水くみを命じるが、歌も文句も縁起の悪い言葉に化ける。
  3. 雑煮の餅から古釘。番頭は「金持ち」と取り繕い、権助は「持ちかねる」と刺す。
  4. 年始状の読み上げも不吉な略し方ばかり。二日、宝船売りが「一枚しもん」と言う——。

みどころ

聴くとき

「四文」を「よもん」に直した宝船売りが、十枚、百枚の値をどう言い切るか。

結末

  1. 番頭に教えられた宝船売りが「よもん」と言い、五兵衛は絵を買い上げて座敷へ招く。
  2. 売り手は娘を弁天、五兵衛を大黒と持ち上げ、七福神が揃うと言う。
  3. 五兵衛がまだ二福だと返すと、売り手は扱う品が呉服だと答える。

オチ

大黒と弁天で二福——扱う品は呉服(五福)。七福神が揃う。

サゲ

「扱う品物が呉服(五福)でございます」

ここでは宝船売りと呉服(五福)の江戸型を採る。上方の「正月丁稚」は、夜具払い/厄払いで落とす型。

ほかに