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いまどのきつね
滑稽噺江戸今戸寄席師弟地口すれ違い
遊び人が今戸で聞いた『狐』という言葉を、賭場の隠語だと思い込む。
今戸の良輔の家。戸棚には彩色した狐人形が並び、寄席では前座が売上金を数えている。
「狐はどこで」——戸棚が開く直前。
賭場を意味する『骨の寨』を、千住の通称『コツ』と、その女房という意味の『コツの妻』に取り違える地口。
「骨の寨だ」「コツの妻なら、お向こうのおかみさんです」
五代目古今亭志ん生の口演が知られる。乾坤坊良斎の体験談をもとにした楽屋噺とされる。福助人形を扱う別演目『今戸焼』とは分けて扱う。