← もどる
うきよどこ
滑稽噺上方・江戸床屋地口
町内の若い衆が集まる髪結い床。朝から客と主人の無駄話が途切れない。
浮世床の暖簾。湯気。客の、入れ替わる背中。
一つの話が途切れると、別の客が入って新しい話を始める切り替わり。
銭を払わず逃げた客が畳屋。床を踏み慣らす職人仕事を、料金の「踏み倒し」にかける。
「畳屋か、道理で床を踏みに来たんだ」
上方由来のオムニバス噺で、口演ごとに選ぶ小噺や結びが異なる。古典的な長い型は畳屋の踏み倒しで結ぶが、現行は半次の夢で切る型が多く、片側町の型もある。