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蔵前駕籠

くらまえかご

滑稽噺江戸蔵前吉原ぶっつけ

蔵前通りの駕籠屋に、夜の客が次々と声をかける。

情景

幕末の蔵前通り。駕籠の座ぶとん。浪士の声。

登場人物

あらすじ

  1. 蔵前に偽浪士の追い剥ぎが出没し、夜の吉原行きが敬遠される。
  2. 駕籠屋は断るが、男は承知の上で頼む。
  3. 酒手を弾み、逃げる許可まで出す。
  4. いざ乗ると、男は荷物を座下に隠し、身支度を整える——。

みどころ

聴くとき

止められた駕籠。脅し文句の、次の行。

結末

  1. 案の定、追い剥ぎが止め「身ぐるみ脱げ」と脅す。
  2. すでに褌一丁の男に、奪うものがない。
  3. 「武士の情け。褌だけは」——残すものが、最初からない。

オチ

追い剥ぎの決り文句の前に、男は褌一丁で乗り込んでいる。奪う前提が、すでに終わっている。

サゲ

「うーん、もう済んだか」

上方『そってん芝居』は前半が異なる。 「武士の情け。褌だけは」は追い剥ぎ側の常套で途中。上方『そってん芝居』は前半が異なる。本線サゲは「もう済んだか」。

ほかに