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反魂香

はんごんこう

別名 · 高尾名香 · 高尾の亡霊 · 反魂丹

滑稽噺江戸・上方長屋間抜

亡き人を煙に呼ぶ香。やもめが、真似したくなる。

情景

浪人の部屋。鉦の音と細い煙。薬屋の棚。八五郎の火鉢。

登場人物

あらすじ

  1. 八五郎が隣の浪人へ苦情に行くと、反魂香で亡き遊女を呼ぶという。
  2. 香を焚くと、本当に高尾の姿が煙に立ち、会話する。
  3. やもめの八五郎も亡き女房に会いたくなり、薬屋へ走る。
  4. 似た名の品を買い、部屋で焚く——。

みどころ

聴くとき

反魂香という名を思い出せない八五郎が、薬屋へ効能を説明するところ。

結末

  1. 八五郎が反魂丹を火鉢で大量に燃やすと、煙が立ちこめてむせ返る。
  2. 裏口から女の声がして亡き妻だと思うが、現れたのは隣の女。
  3. 隣の女は、きな臭いのは八五郎の家ではないかと尋ねる。

オチ

反魂香と反魂丹を取り違え、隣人に「きな臭い」と指摘される。

サゲ

「きなくさいが、お前さんのところじゃない?」。

前段の『高尾』だけを演じる口演もある。反魂丹を焚く後半のサゲには演者差があり、上方には別のせりふもある。

ほかに