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姫かたり

ひめかたり

滑稽噺江戸浅草鍼医地口

年の市で正月飾りを売る男が、浅草寺で身分の高そうな姫を見かける。

情景

年末の浅草寺。しめ飾りの声。鍼医の店。脱ぎ捨てられた畏まり。

登場人物

あらすじ

  1. 年の市、浅草寺で正月飾り売りが声を上げる。
  2. 身分高そうな姫が癪で倒れ、鍼医・高橋東庵の店へ担ぎ込まれる。
  3. 姫の頼みで胸に手を当てると悲鳴。お供が嫁入り前を辱めたと脅し、口止め料を取る。
  4. 金を渡したあと、三人は畏まった着物を脱ぎ、騙りと判明する——。

みどころ

聴くとき

三人去ったあとの、通りの売り声。

結末

  1. 去ったあとの飾り売りの声が、医者にはこう聞こえる。
  2. 「医者負けた。医者負けた。姫かかたりか」。
  3. 医者「大胆な」——市やまけたが、現実になる。

オチ

飾り売りの「市やまけた/しめか飾りか」が、医者負け・姫かたりに聞こえる。騙りが売り声で総括される。

サゲ

「医者負けた。医者負けた。姫かかたりか」

年の市の『市やまけた。しめか飾りか』のもじりが本線。医者の『大胆な』は反応として続く口演もある。

ほかに