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辰巳の辻占

たつみのつじうら

別名 · 身代わり石 · 辻占 · 辻占茶屋

色噺江戸・上方水辺恋愛皮肉

若旦那が遊女の身請けを叔父に相談し、賭けを教えられる。

情景

深川の店。水辺の闇。辻占の屑と、沈む石。

登場人物

あらすじ

  1. 男が馴染みの遊女を身請けしたく、叔父に金と相談を持ちかける。
  2. 叔父は心中を持ちかけろと賭けを提案——乗るなら祝言、そっけなければ諦め。
  3. 男は店で「死ぬ。線香を立ててくれ」と切り出す。女は一緒に、と乗る。
  4. 水辺で「南無阿弥陀仏」を合図に飛び込もうとする——。

みどころ

聴くとき

水の音のあとの、二人の別々の独白。

結末

  1. 女が石を投げ、男も「この石で我慢してくれ」と石を投げる。
  2. 互いに相手が死んだと思い、その場を離れる。
  3. のち店の前で再会し「娑婆で会ったきりじゃないか」。

オチ

偽心中の二人とも生きている。娑婆(現世/廓の外)で会ったきり——皮肉の再会。

サゲ

「娑婆で会ったきりじゃないか」

上方『辻占茶屋』が原。石の落ちののち再会型が本線。 上方は『辻占茶屋』。再会の言い回しは「娑婆で会って以来」型もあり。

ほかに