← もどる

妾馬

めかけうま

別名 · めかうま · 八五郎出世

A人情噺江戸長屋屋敷兄妹しぐさ

お鶴が大名の側室へ。兄の八五郎は、着物を借りて屋敷へ呼ばれる。

情景

長屋の土間。二百両の支度金。大名屋敷では、妹が「お鶴の方」と呼ばれている。

登場人物

あらすじ

  1. 通りがかりの赤井御門守が、長屋のお鶴を見初める。
  2. お鶴は側室となって世継ぎを産み、「お鶴の方」と呼ばれる。
  3. 支度金を使い果たした八五郎を大家が探し出し、着物を貸して屋敷へ送り出す。
  4. 御門守に無礼講と言われ、八五郎の堅い口調がほどける——。

みどころ

聴くとき

酔った八五郎が、初めて妹の姿に気づくところ。

結末

  1. 妹お鶴の出世で八五郎が屋敷に呼ばれ、無礼講のまま傍若無人に振る舞う。
  2. 立派になった妹を見て母を思い、御門守へお鶴を末永くかわいがってほしいと頼む。
  3. 御門守は八五郎を気に入り、侍に取り立てる。まさに「鶴の一声」。

オチ

妹お鶴の名が、兄の出世を決める「鶴の一声」。

サゲ

「鶴の一声」。

多くはここまでを『八五郎出世』として演じる。後段までの『妾馬』では、馬上の八五郎が行き先を「馬に聞いてくれ」と返す。

ほかに