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こがねもち
A人情噺江戸長屋隣人欲怖い
風邪の僧があんころを所望する。壁の穴から、餅に包んだ金。
下谷の長屋。金山寺味噌の匂い。餡と、二分金の光。
町名が息継ぎなく連なる、長い道中。
西念が餅に包んで飲み込んだ金を、金兵衛が火葬のあと取り出し、その金で餅屋を開く。店の名を『黄金餅』としたところで噺が終わる。
固定のサゲはない。長い道中の地語りを聴かせる志ん生型が広く知られる。