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尻餅

しりもち

別名 · 餅つき

滑稽噺上方・江戸長屋夫婦状況

大晦日の長屋で、貧しい夫婦が餅つきの音をどう作るか相談する。

情景

年末の長屋。隣の杵の音。台所の床に横たわる妻。

登場人物

あらすじ

  1. 大晦日が近づき、近所で餅をつく音が絶えない。
  2. 貧乏な夫婦はつけず、妻が見栄から音だけでも、と頼む。
  3. 亭主、妻の尻を叩いて餅つきを装う案を出す。
  4. 夜、「餅つきに参りました」と大声を上げ、台所で叩く——。

みどころ

聴くとき

「あと幾臼」——答えのあとの、妻の注文。

結末

  1. 妻「あと幾臼あるんだい」。亭主、賃餅屋の声で「あと二臼」。
  2. 妻「残り二臼はおこわにしてくれるよう頼んどくれ」。
  3. 音だけの餅が、中身の注文まで本物になる。

オチ

音だけの餅つきが、おこわの注文で完成する。見栄が、もう叩かない現実を呼ぶ。

サゲ

「残り二臼はおこわにしてくれるよう頼んどくれ」

上方起源。餅つき唄に上方地名。本線はおこわ注文。 江戸はおこわ本線。上方は「白蒸でたべとくれ」(叩かずに済む)。

ほかに