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捨米

すてごめ

別名 · 逆さの葬礼

滑稽噺上方・江戸長屋往来友人地口ほろ苦

縁談のあと、男のもとへ子どもを連れた女が現れる。

情景

縁談のあと。早桶の匂い。路地に残る、小さな包み。

登場人物

あらすじ

  1. 持参金めいた縁談の末、妊娠した女が男のもとへ来る。
  2. 女は子を産むが産後が悪く亡くなり、葬礼の騒ぎが続く。
  3. 残された赤子を、男は抱えきれず置き去りにする。
  4. 見つけた者が「子めが捨ててある」と声を上げる——。

みどころ

聴くとき

「子め」が「米」にずれる最初の一撃。

結末

  1. 「米なら欲しい」と聞き違え、「赤子め」も「赤米」になる。
  2. 「人だ」が訛りで「しと」に聞こえる。
  3. 「四斗なら二斗ずつ分けよう」——悲惨が米の分配へ落ちる。

オチ

子め→米→赤米→しと(人/四斗)と音だけが滑る。悲惨が米の分配へずれる。

サゲ

「四斗なら二斗ずつ分けよう」。

『逆さの葬礼』後半の独立型。『持参金』とは別筋で、子め→米の地口を本線とする。

ほかに