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なきしお
別名 · 泣塩
滑稽噺上方・江戸往来どんでん返しほろ苦
読めない手紙を手にした家族が、通りがかった侍へ読んでほしいと頼む。
往来の辻。塩売りの籠。開かれた文。白い塩の粒。
吉報のあと、まだ濡れている侍の目。
悲報の演技が吉報。侍の涙は無筆の情けなさ。塩売りは題の売り声で締める。
「泣ァきィ塩ォォォ……」
上方から江戸へ。塩売りの一言は演者差。本線は無筆の侍。 上方に「ええ機会(しお)やと思うて」型あり。江戸本線は焼き塩売りの売り声落ち。