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船徳

ふなとく

滑稽噺江戸船宿間抜

勘当されて船宿にいる若旦那・徳兵衛が、船頭にしてくれと頼み込む。

情景

大川端の船宿。四万六千日の夏、出払う船頭、櫓を握りたがる若旦那。

登場人物

あらすじ

  1. 勘当され船宿に居候する徳兵衛が、退屈と義理から船頭にしてくれと頼む。
  2. 力がないため、一向に客の指名が来ない。
  3. 四万六千日の縁日に船頭が出払うと、馴染みの客が現れる。
  4. 親方の女房が心配する中、徳兵衛は客を乗せて大川へ漕ぎ出す。

みどころ

聴くとき

馴染み客が徳兵衛の船に乗ると決まるところ。

結末

  1. ようように対岸へ(岸まで歩かせる型も)。
  2. 徳兵衛は心身ともに尽き、「お上がりになったら船頭を一人雇っておくれ」。
  3. 自分は船頭のまま、次の船頭を客に頼む。

オチ

素人船頭がようよう対岸へ着く。渡したあと、客に船頭を雇えと言う。

サゲ

「お上がりになったら、船頭一人雇ってください」

棹や櫓の仕草が見せ場。八代目桂文楽の「四万六千日――お暑いさかり」が知られる。岸まで客を歩かせる型、櫓を流して客におんぶを頼む型、鯉昇の「客も流した」型がある。

ほかに