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ふなとく
滑稽噺江戸川船宿間抜
勘当されて船宿にいる若旦那・徳兵衛が、船頭にしてくれと頼み込む。
大川端の船宿。四万六千日の夏、出払う船頭、櫓を握りたがる若旦那。
馴染み客が徳兵衛の船に乗ると決まるところ。
素人船頭がようよう対岸へ着く。渡したあと、客に船頭を雇えと言う。
「お上がりになったら、船頭一人雇ってください」
棹や櫓の仕草が見せ場。八代目桂文楽の「四万六千日――お暑いさかり」が知られる。岸まで客を歩かせる型、櫓を流して客におんぶを頼む型、鯉昇の「客も流した」型がある。