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青菜

あおな

別名 · 弁慶

A滑稽噺上方・江戸長屋近所間抜オチ

隠居夫婦の洒落を真似る植木屋。粋なひと言が、長屋で空回りする。

情景

夏の午後。柳蔭の杯。鯉の洗い。押し入れの、熱い闇。

登場人物

あらすじ

  1. 暑い午後、植木屋が裕福な隠居の庭で休憩する。柳蔭と鯉の洗いでねぎらわれる。
  2. 口直しに「青菜は好きか」——隠居が奥へ頼むと、妻が「鞍馬から牛若丸……九郎判官」と返す。
  3. 隠居は「義経にしておこう」。客人の前で「もうない」と言わぬための洒落だったと明かす。
  4. 感心した植木屋は、自宅で大工の半公を客に、同じ手を真似ようとする——。

みどころ

聴くとき

「青菜は好きか」のあとの返し。真似側が台詞を失う間。

結末

  1. 半公は青菜嫌い。植木屋が泣いて「食う」と言わせ、奥を呼ぶ。
  2. 押し入れから妻が現れ、段取りを飛ばして義経まで一気に言ってしまう。
  3. 困った植木屋——「弁慶にしておけ」。

オチ

『名も九郎』は『菜も食ろう』に、『義経』は『よしにしておけ』に掛けた隠し言葉。妻が義経まで言ってしまい、植木屋は義経の従者・弁慶で無理に続ける。

サゲ

「弁慶にしておけ」。

上方発。江戸移植。昔は別題『弁慶』。冷やそうめん型など演出差あり。

ほかに