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居酒屋

いざかや

滑稽噺江戸居酒屋地口

口の達者な客が、小僧の品書きや言葉尻をとらえて次々にからかう。

情景

縄のれんの居酒屋。醤油樽の腰掛け、壁の品書き、棚のあんこう。

登場人物

あらすじ

  1. 縄のれんの居酒屋へ入った客が、醤油樽に腰掛けて酒を頼む。
  2. 小僧が早口で品書きを読むと、客は末尾の「ようなもの」を一人前持ってこいと言う。
  3. 壁の『どじょう汁』を読ませ、濁点を別の字につけてみろと小僧を困らせる。
  4. 客は棚に吊るされた大きな魚と、その隣に立つ男に目を留める。

みどころ

聴くとき

客が小僧の返事を一つずつ拾い、次の無理難題へつなげるテンポ。

結末

  1. 客が棚のあんこうを指すと、小僧はあんこう鍋にできると答える。
  2. 客はその隣で出刃包丁を持つ男を指し、小僧から店の番頭だと聞く。
  3. そこで客は、番頭を一人前の『番こう鍋』にして持ってこいと注文する。

オチ

『あんこう鍋』の『あんこう』と『番頭』を重ね、人間の番頭を『番こう鍋』として注文する地口。

サゲ

「あれを一人前こしらえてくれ。番こう鍋だ」

三代目三遊亭金馬の十八番。『ずっこけ』の居酒屋の段を広げた型とされ、上方の『煮売屋』にも類似する場面がある。

ほかに