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いざかや
滑稽噺江戸居酒屋地口
口の達者な客が、小僧の品書きや言葉尻をとらえて次々にからかう。
縄のれんの居酒屋。醤油樽の腰掛け、壁の品書き、棚のあんこう。
客が小僧の返事を一つずつ拾い、次の無理難題へつなげるテンポ。
『あんこう鍋』の『あんこう』と『番頭』を重ね、人間の番頭を『番こう鍋』として注文する地口。
「あれを一人前こしらえてくれ。番こう鍋だ」
三代目三遊亭金馬の十八番。『ずっこけ』の居酒屋の段を広げた型とされ、上方の『煮売屋』にも類似する場面がある。