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祝いのし

いわいのし

別名 · わさび茶屋 · 生貝 · 生貝のし

滑稽噺上方・江戸地主宅夫婦間抜け

結婚祝いの魚を頼まれた甚兵衛が、鯛の代わりを魚屋で探す。

情景

魚屋の桶。地主の玄関。熨斗紙の、固い折り目。

登場人物

あらすじ

  1. 甚兵衛、婚礼の祝いに魚を持っていけと妻に言われる。
  2. 高くて鮑を買わされ、持参のいきさつまで話す。
  3. 地主、「磯の鮑の片思い」と受け取りを拒否。
  4. 鳶頭、熨斗も鮑だという理屈を教え、引き返させ——。

みどころ

聴くとき

返礼を受け取ったあとの、地主の世間話。

結末

  1. 甚兵衛、熨斗も鮑なのになぜ受け取らぬと詰め、返礼を得る。
  2. 地主、「乃」を使う熨斗の書き方を問う。
  3. 「あれはアワビのじいさんです」——の/乃の、見立て落ち。

オチ

熨斗の「乃」を鮑のじいさんに見立てる。鮑の理屈が、字まで続く。

サゲ

「あれはアワビのじいさんです」

『鮑のし』と同本。題の好みで分かれる。 別名『磯の鮑』を統合(同系統別題)。 別名『鮑のし』。上方は「アワビがぼやく/ほかの貝なら口開く」型。江戸本線はじいさん。志ん生はのし講釈で切る型あり。

ほかに