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おかふい

おかふい

人情噺江戸商家夫婦トントンほろ苦

病床の質屋主人が、妻の愛情を確かめるため無理な願いを口にする。

情景

質屋の奥。薬の匂い。伏せた鏡と、座敷の午後。

登場人物

あらすじ

  1. 質屋の主人は美しい妻と仲むつまじく暮らしている。
  2. 重い病に伏せ、死後の心変わりを恐れはじめる。
  3. 操の証しを求め、妻は顔に取り返しのつかない傷を負う。
  4. 主人が快方へ向かったあと、態度が変わっていく——。
  5. 親類の耳にも届き、裁きの話が持ち上がる。

みどころ

聴くとき

傷が揃ったあとの、穏やかな間。

結末

  1. 主人の身勝手さが親類と役人の耳に入り、裁きを受ける。
  2. 主人も鼻を失い、夫婦は同じ傷で揃う。
  3. すると妙に穏やかになり、番頭が「おかふい」と落とす。

オチ

鼻なしの夫婦が「いとふい」「かわふい」。番頭が「おかしい」を「おかふい」と拾う。

サゲ

「いとふい」「かわふい」——番頭「これはおかふい」

圓生系の復活型が知られる。主人や妻の名、裁きの細部には演者差がある。

ほかに