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蝦蟇の油

がまのあぶら

別名 · がまの油

A滑稽噺江戸大道自滅

口上は鮮やか、手元も確か。酒が入るまでは。

情景

両国橋。壺と刀。人だかりの前で、酔った口上が始まる。

登場人物

あらすじ

  1. がまの油を、長い口上で売る男。
  2. 儲けて酔い、両国橋でまた口上を始める。
  3. 呂律が回らず、効能の説明がだんだんおかしい。
  4. 血止めの実演のため、腕に刀を当てる——。

みどころ

聴くとき

流れる口上が、刀を腕に当てた途端に止まる。

結末

  1. 本来は傷に見せる手口が、本当に切れてしまう。
  2. 油を付けても血が止まらない。二付けでも止まらない。
  3. 「お立ち会いの中に、血止めはないか」。

オチ

血止めの見世物が、酔いの腕で本物の傷になる。口上の男が、「血止めはないか」と客に助けを求める。

サゲ

「血止めはないか」。

口上詞は演者の見せ場。本線は酔いの自傷と止まらぬ血。

ほかに