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がまのあぶら
別名 · がまの油
A滑稽噺江戸橋大道自滅
口上は鮮やか、手元も確か。酒が入るまでは。
両国橋。壺と刀。人だかりの前で、酔った口上が始まる。
流れる口上が、刀を腕に当てた途端に止まる。
血止めの見世物が、酔いの腕で本物の傷になる。口上の男が、「血止めはないか」と客に助けを求める。
「血止めはないか」。
口上詞は演者の見せ場。本線は酔いの自傷と止まらぬ血。