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甲府い

こうふい

別名 · お礼参り · 法華豆腐 · 出世豆腐

人情噺江戸豆腐屋街道地口

甲府から江戸へ出た若者が、豆腐屋の仕事を覚えていく。

情景

江戸の豆腐屋。おからの白い塊。朝の、売り声の余韻。

登場人物

あらすじ

  1. 甲府から江戸へ出た若者が、着いて早々に財布をすられる。
  2. 空腹のあまり、豆腐屋のおからを盗み食いする。
  3. 主人は事情を聞き、縁だと店に置く。
  4. 売り声を覚え、奉公に打ち込み、身を立て——。

みどころ

聴くとき

故郷への道。「どこへ行く」の問い。

結末

  1. 若者が願ほどき・お礼参りに甲府へ向かう。
  2. 道中、「どこへ行く」と聞かれる。
  3. 「甲府い〜」——返事が、豆腐売りの調子のまま出る。

オチ

豆腐売りの「豆腐い、胡麻入り、がんもどき」が、旅の行き先の返事になる。働きが体に残った地口。

サゲ

「甲府い、お参り、願ほどき」

夫婦で三段の売り声を返す本線。牛乳屋改作『お福牛』は別サゲ(「ウシは女房にまかせて」)。

ほかに