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子別れ

こわかれ

A人情噺江戸長屋木場親子夫婦人情の決着ほろ苦

酒と女郎で家を失った熊五郎。三年後、木場へ向かう途中で息子の亀を見かける。

情景

神田竪大工町。木場へ向かう道。亀の手に、父からの五十銭。

登場人物

あらすじ

  1. 大工の熊五郎が泥酔で女房・お光と喧嘩し、子の亀とも分かれる。
  2. 家はいったん崩れ、熊は酒を断って更生の道へ。
  3. 数年後、木場へ向かう途中で亀と再会する。
  4. 五十銭を渡し「母に言うな」と約束させるが——。

みどころ

聴くとき

鰻屋の外にいるお光を、店主が見つけるところ。

結末

  1. お光の追及で五十銭が発覚する。
  2. 鰻屋で夫婦がよりを戻し、お光が「子はかすがい」と言う。
  3. 亀は「おいら鎹だったの? だからおっ母は、おいらを玄能げんのうでぶつって言ったんだ」と返す。

オチ

夫婦は、亀が二人をつないだという「子は鎹」を口にする。亀は自分が鎹なら、母が玄能でぶつと言ったのも当然だと受け取る。

サゲ

「おいら鎹だったの? だからおっ母は、おいらを玄能でぶつって言ったんだ」

上・中・下の長い型。『女の子別れ』は母が出て父が子と暮らす逆型。本線は熊・お光・亀の再結。サゲは「子は鎹」で切る型と、玄能をめぐる返しまで入れる型がある。

ほかに