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西行鼓ヶ滝

さいぎょうつつみがたき

人情噺江戸・上方山里地口

若き西行が、摂津の鼓ヶ滝で自作の歌を詠む。

情景

摂津の滝。粗末な民家。昼に戻る、夢の縁。

登場人物

あらすじ

  1. 若き西行が鼓ヶ滝で歌を詠み、自信作に悦に入る。
  2. 夜になり民家に宿を乞うと、翁・婆・孫娘が順に添削する。
  3. 「音に聞く」「うち見れば」「川辺に」——ほぼ全体が直される。
  4. 修行の足りなさを悟り、ふと周囲を見ると——。

みどころ

聴くとき

罰を恐れる西行に、木こりの一言。

結末

  1. 昼の滝辺で夢と知り、三神の戒めと悟る。
  2. 初心に帰り、のち歌の道へ戻る型。
  3. 「この滝は鼓、撥は当たらない」。

オチ

神罰の「バチ」が、鼓の「撥」になる。畏れが地口で抜ける。

サゲ

「この滝は鼓、撥(罰)は当たらない」

美談型と地口型。落語は撥落ちが本線。 講談寄りは「初心に帰って日本一の歌人に」で締める型。落語本線は撥=罰の地口。

ほかに