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三人無筆

さんにんむひつ

別名 · 帳場無筆 · 向う付け · 銘々づけ

滑稽噺江戸・上方夫婦考え

字の書けない三人が、通夜の帳付けを頼まれる。

情景

通夜の帰り。翌朝の寺。帳場の筆と、真っ白な顔。

登場人物

あらすじ

  1. 可愛がってくれた隠居の通夜。八五郎は悔やみ文句を妻に習う。
  2. 帰宅すると形相が変わる——葬式の帳付を頼まれた。字が書けない。
  3. 妻の策で早出して源兵衛に押しつけるが、源も無筆。
  4. 銘々付けで参列者に書かせ、占いの先生に代行させてしのぐ——。

みどころ

聴くとき

半次が吉原の惚気を語ったあとの、二人の目。

結末

  1. 帳付が終わりかけ、建具屋の半次が遅れて来る。
  2. 吉原にいたと惚気る半次も、実は無筆。
  3. 「半次は葬式に来なかったことにしよう」。

オチ

無筆二人の帳付 ↔ 三人目も無筆 → 来場ごと帳面から消す。

サゲ

「半次は葬式に来なかったことにしよう」

上方『向う付け』『銘々づけ』。前半を『悔み』で切る型あり。 上方『向こう付け』は「来たの内緒にしたげよう」等。題の「三人」がサゲの人数。

ほかに