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始末の極意

しまつのごくい

別名 · しわん坊

滑稽噺江戸・上方しぐさ

倹約家が、金遣いの荒い男に庭の松で節約を教える。

情景

庭の松。はずされた梯子。指先の、白い力。間の、短い沈黙。

登場人物

あらすじ

  1. 倹約家が、金遣いの荒い男に始末の極意を教えると持ちかける。
  2. 庭へ出し、梯子で松の枝へ登らせ、両手でぶら下がらせる。
  3. 梯子を外し、左手を離せ、右手の小指を、薬指を——と命じる。
  4. 人差し指と親指だけが残る——。

みどころ

聴くとき

最後に残る、手の形。

結末

  1. 男「人差し指はよう離しません」。
  2. 倹約家も親指と人差し指で丸を作る。
  3. 「これ、離さんのが極意じゃ」——金の印。

オチ

親指と人差し指の丸は銭。離さないこと自体が始末の教え。

サゲ

「これ、離さんのが極意じゃ」

『しわい屋』に組み込む型あり。江戸別題『しわん坊』。 上方本線。枝で指を順に離させる型が定番。前半にケチ小咄を積む口演あり。

ほかに