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ぞろぞろ

ぞろぞろ

滑稽噺江戸・上方稲荷茶店床屋対比

売れ残りのわらじを稲荷へ供えた男が、床屋で客を迎える。

情景

閑散とした稲荷の門前。天井の一足。雨のぬかるみ。カミソリの光。

登場人物

あらすじ

  1. 客の来ない茶店。天井に売れ残りのワラジ一足。
  2. 老爺が稲荷に繁盛を祈る。雨の客がワラジを買う。
  3. 売れたはずの位置に、また一足。買うたび、ぞろぞろ下りる。
  4. 向かいの寂れた床屋が真似して祈る。店は客で埋まる——。

みどころ

聴くとき

ワラジの増殖。剃刀を当てた直後の間。

結末

  1. 床屋がひげを剃るたび、新しいひげがぞろぞろ生える。
  2. 同じ祈り、違う中身。
  3. 欲が下りてくるものの、質を変える。

オチ

ワラジは祈りのあとぞろぞろ下りて売れる。真似た床屋は、剃るたびひげがぞろぞろ生える。

サゲ

ひげを剃るたび、新しいひげがぞろぞろ生える。

上方発、江戸へ。読みは「ぞろぞろ」。材料の「そろそろ」は誤りやすい。 舞台は太郎稲荷/お岩稲荷など。本線はワラジとひげの対比。

ほかに