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高砂や

たかさごや

滑稽噺江戸・上方婚礼トントン

物知らずの八五郎が豪商の婚礼の仲人を頼まれ、隠居へ羽織と心得を借りに行く。

情景

隠居の羽織、豆腐屋の売り声、婚礼の座でご祝儀を頼まれる八五郎。

登場人物

あらすじ

  1. 八五郎が豪商の婚礼の仲人を仰せつかり、隠居に羽織と心得を借りる。
  2. ご祝儀に『高砂や』が要ると言われ、豆腐屋の売り声で音程を作る。
  3. 本番、試し声の「とーふー」のあと出だしをうたい、「あとは親類方で」と逃げる。
  4. 親類が「不調法で……お先に」と返し、八五郎が続けざるを得ない——。

みどころ

聴くとき

八五郎が豆腐屋の売り声で試し声を作るところ。

結末

  1. 「帆を下げて」と誤り、だめだと言われてまた上げる。
  2. 「高砂や……ウゥ……助け舟ェ!!」
  3. 仲人の船が、言葉の助け舟で沈む。

オチ

頭だけのはずが全部になる。「浦舟」が「助け舟」にすり替わる。

サゲ

「助け舟ェ!!」

上方・江戸の双方で演じる。「助け舟」は上方と江戸古型のサゲで、東京の後の改作には「婚礼にご容赦」で終える型がある。魚屋の民さんを仲人にする長い設定もある。

ほかに