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大仏餅

だいぶつもち

人情噺江戸知人見立てほろ甘

身なりを変えた盲目の物乞いが、河内屋金兵衛の家を訪れる。

情景

袴着の祝いの余り。朝鮮砂張の器。大仏餅の、甘い詰まり。

登場人物

あらすじ

  1. 盲目の物乞いが子を連れ、金兵衛の家へ施しを求める。
  2. 面桶が朝鮮砂張の水こぼしとわかり、身の上を聞く。
  3. 芝の神谷幸右衛門——かつての面識。お茶と大仏餅でもてなす。
  4. 餅が喉に詰まり、背を叩くと——目と鼻に異変が起きる。

みどころ

聴くとき

背を叩いた直後の、金兵衛の一言。

結末

  1. 背を叩かれ餅が落ち、鼻中隔が抜け、一方の目が開く。
  2. 金兵衛「今食べたのが大仏餅だから、目から鼻に抜けたんだな」。
  3. 奈良の大仏の目と鼻がつながる形に、落ちがかかる。

オチ

詰まった餅が通路になり、目が開き鼻が通る。大仏の目と鼻がつながる形に、一口が重なる。

サゲ

「目から鼻に抜けたんだな」

圓朝の三題噺系。『大仏の目』とサゲ共通。 別題『目から鼻』『奈良名所』。本線は大仏餅と目・鼻の地口。

ほかに