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だくだく

だくだく

別名 · 書割り盗人 · つもり泥

滑稽噺江戸・上方長屋つもり

家財を売った八五郎は、白紙を貼った部屋に絵描きから豪華な道具を描いてもらう。

情景

白い紙の長屋。細密画の箪笥。長押に、一本の槍。

登場人物

あらすじ

  1. 男が家賃や手間で家財を売り、壁に紙を貼って画家に豪華な道具を描かせる。
  2. 用心に、長押の槍の絵も足す。眠る猫の絵まで。
  3. 泥棒が猫を見て忍び込み、引き出しが開かない——絵だと悟る。
  4. 男は寝たふり。泥棒は盗んだつもりで風呂敷のパントマイムを始める——。

みどころ

聴くとき

泥棒が引き出しを開けようとして、家財が絵だと悟るところ。

結末

  1. 男が起き上がり、槍で突いたつもりを演じる。
  2. 泥棒「ううむ、無念。血がだくだくと出た、つもり」。
  3. 所有も盗難も流血も、想像の契約で完結する。

オチ

絵の家財を「つもり」で盗む泥棒に、主も槍で突いた「つもり」。血がだくだくと出た、つもり。

サゲ

「ううむ、無念。血がだくだくと出た、つもり」

上方では「書割盗人」といい、サゲは「やられたと死んだ体」とする。江戸の「だくだく」には泥棒を近視にする型、文治の「客が笑った、つもり」の付け足しもある。

ほかに