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つる

つる

滑稽噺上方・江戸理髪店隠居所言い間違い

鶴の由来を聞いた男が、物知りから町で話してよいか尋ねる。

情景

床の間の掛け軸。物知りの間。町へ持ち出す、まだ熱い嘘。

登場人物

あらすじ

  1. 男が物知り(隠居)のもとへ、鶴の掛け軸の由来を尋ねる。
  2. 唐土から「雄がつー」「雌がるー」と飛んだから「つる」だと教わる。
  3. 町で吹聴しようとするが、言い間違えて詰まる。
  4. 戻り、再び習い、また出て——同じ失敗が続く。

みどころ

聴くとき

「つるー」と一気に言ってしまう瞬間。

結末

  1. 二度目も言い間違え、雌が黙って飛んだなど苦し紛れが続く。
  2. 由来の嘘より、運ぶ口のほうが先に折れる。
  3. 仕入れた説明が、町へ出るたび薄くなる。

オチ

つー+るーの由来 ↔ 吹聴で雄が「つるー」/「つーで止まる」 → 雌は黙って飛んだ。

サゲ

「雌が黙って飛んで来よった」

上方と江戸で聞き手・運びが異なる。本線は由来のでたらめと失敗反復。 江戸型では八五郎が泣いて終わる型あり。 上方本線は苦し紛れの「雌が黙って…」。江戸は失敗を重ねて八五郎が泣いて終わる型が多い。

ほかに