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鼻ほしい

はながほしい

別名 · 鼻がほしい · 口惜しい · 鼻の仇討ち

滑稽噺江戸夫婦ぶっつけほろ苦

鼻を失った浪人が、手習いの家で顔を隠して暮らす。

情景

手習いの家。人目を避ける道。馬子との、応酬。

登場人物

あらすじ

  1. 手習いの浪人が病で鼻を失い、子どもに笑われ人目を避ける。
  2. 妻に勧められ、気晴らしに外へ出る。
  3. 道で見た目に癖のある馬子を、ついからかってしまう。
  4. 応酬はすぐ、浪人自身の欠けた鼻へ向かう。

みどころ

聴くとき

言い返されたあとの、悔しさの一言。

結末

  1. 言い返され、悔しさのあまり「口惜しい」と漏らす。
  2. 鼻の抜けた発音で「鼻ほしい」と聞こえる。
  3. 本音と欠落が、一声に重なる。

オチ

悔しさの「口惜しい」が、鼻の抜けた発音で「鼻ほしい」と聞こえる。本音と欠落が一声に重なる。

サゲ

「口惜しい」——「鼻ほしい」

別題『口惜しい』。笑い切れない後味の小品。 題は『鼻ほしい』(花が欲しいではない)。別題『口惜しい』『鼻の仇討ち』。馬子が「口おしいか、鼻がほしい」と返す型あり。本線は発音のずれ。

ほかに