← もどる

棒鱈

ぼうだら

滑稽噺江戸料亭友人地口

料亭で飲む熊五郎は、隣室の田舎侍の騒ぎが気になって仕方がない。

情景

料亭の隣室。訛りの声。胡椒の瓶。くしゃみの連鎖。

登場人物

あらすじ

  1. 熊と寅が料亭で飲むと、隣の田舎侍がはしたなく騒ぐ。
  2. 熊は苦情に行きたがるが、寅に止められる。
  3. 便所のついでに覗き、襖を倒して隣室へ転がり込む。
  4. 馬鹿にされて喧嘩。店の者たちが止めに入る——。

みどころ

聴くとき

熊五郎が田舎侍に馬鹿にされ、謝るつもりが言い返してしまうところ。

結末

  1. 料理人が胡椒の瓶を持ったまま割って入り、まき散らす。
  2. くしゃみと咳で、喧嘩どころではなくなる。
  3. 胡椒ゆえに「喧嘩に故障が入る」。

オチ

仲裁の料理人が胡椒をまき散らし、くしゃみで喧嘩が止まる。「胡椒」を「故障」にかけ、喧嘩に異議が入ったと締める。

サゲ

「今、故障が入った」

棒鱈は干鱈と酔っぱらいを掛ける題で、筋の中心には直接触れないとする注もある。柳家さん遊には、板前がうまくさばくという別のサゲがある。

ほかに