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夢金

ゆめきん

別名 · 錦嚢

滑稽噺江戸舟宿しぐさ

大雪の夜、「金くれえ」の寝言。船の客は、危ない話。

情景

舟宿の二階。雪の川面。櫓の軋みと、中洲の闇。

登場人物

あらすじ

  1. 大雪の夜、船頭熊五郎が「金くれえ」と寝言。
  2. 浪人風の男と上等な女が船を求め、酒手で熊五郎を起こす。
  3. 櫓を雑に扱うと男が近づき、兄妹ではないと明かす。
  4. 女の二百両を狙い、熊五郎を仲間に引き込もうとし——。

みどころ

聴くとき

分け前を断った熊五郎が脅され、返事を変えるまでの間。

結末

  1. 熊五郎は仲間になったふりをして男を中洲へ降ろし、置き去りにして女を助ける。
  2. 後日、女の実家から届いた二十五両の切り餅二つを両手でつかむ。
  3. 下腹部の痛みで目を覚ますと、自分の睾丸を強く握っている。

オチ

礼金を掴んだ夢が、自分の金玉を握った痛みで覚める。

本線は礼金をつかんだつもりで自分の急所を握り、痛みで目覚めるしぐさ落ち。三代目三遊亭金馬は、急所を握るしぐさを避けて単純な夢落ちで結んだ。

ほかに