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悋気の火の玉

りんきのひのたま

別名 · 悋気の人魂

怪談江戸浅草根岸夫婦仕込みオチ

本妻と妾の呪い。火の玉二つが、寺の前でぶつかる。

情景

花川戸の鼻緒屋。根岸の妾宅。大音寺前の、夜の火花。

登場人物

あらすじ

  1. 鼻緒屋の旦那、吉原通いの末に馴染みを身請けし根岸へ。
  2. 本妻と妾、互いを呪い、藁人形に釘を打つ。
  3. 死後、両家から火の玉が出て大音寺前で衝突する。
  4. 旦那と和尚、寺前で待ち、まず妾の火の玉を諭し——。

みどころ

聴くとき

旦那と和尚が大音寺前に立ち、根岸から火の玉が飛んでくるところ。

結末

  1. 旦那、妾の火の玉から煙草に火を付けてもらう。
  2. 本妻の火の玉にも同じく火を求める。
  3. 「あたしのじゃうまくないでしょ」——本妻の、最後の嫉妬。

オチ

成仏の場でも本妻は妾に負けまいとする。煙草の火まで「あたしのじゃうまくない」。

サゲ

「あたしのじゃうまくないでしょ」

別題『悋気の人魂』。八代目桂文楽の型がよく知られる。

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