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六尺棒

ろくしゃくぼう

滑稽噺江戸・上方親子返し

吉原帰りの息子に、父は友人へ言づけるふりで勘当を言い渡す。

情景

夜明け前の表戸。父がつかむ六尺棒。逃げる息子の足音。

登場人物

あらすじ

  1. 吉原帰りの息子。父が友人に話す体で勘当を宣言。
  2. 息子は家に火を付ける、と返す。父は六尺棒で追う。
  3. 父は六尺棒をつかんで表へ飛び出すが、息子の姿はもうない。
  4. 父は六尺棒を手に、息子を追って町内へ走り出す——。

みどころ

聴くとき

幸太郎の火をつけるという返事に、父が六尺棒をつかんで表へ飛び出すところ。

結末

  1. 幸太郎は父より先に家へ戻り、表戸を閉めて心張り棒をかける。
  2. 遅れて戻った父に、幸太郎は友人へ言づけるふりで、身上を大きくしかねない父を勘当したと返す。
  3. 父は「そんなに真似したければ、六尺棒を持って追いかけてこい」。

オチ

勘当の型と六尺棒が親子で入れ替わる。真似しろと言う側が、真似される。

サゲ

「そんなに真似したければ、六尺棒を持って追いかけてこい」。

1940年に禁演落語へ含まれた。三代目三遊亭金馬には、道楽をジャズへ置き換えた改作『ジャズ息子』がある。

ほかに