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穴どろ

あなどろ

別名 · 穴庫の泥棒 · 晦日の三両

滑稽噺江戸商家夫婦値段の転倒

大晦日に三両を工面できない男が、商家へ忍び込む。

情景

商家の木戸。宴会の残り。暗い穴倉の底。

登場人物

あらすじ

  1. 大晦日、三両が工面できず家を出た男が、開いた商家へ魔が差す。
  2. つまみ食いし、子供をあやしているうち穴倉へ転げ込む。
  3. 店は泥棒と決めつけ、捕縛に威勢のいい男を呼ぶ。
  4. 穴の男が噛みつくと威嚇し、降り手がつかない——。

みどころ

聴くとき

三両出す、と言ったあとの、穴からの声。

結末

  1. 旦那が捕まえ料を一両、二両と上げ、三両なら降りると男が応じる。
  2. 穴の男「三両くれるのか。なら俺の方から上がってやる」。
  3. 捕まる側が、賞金の条件で浮上する。

オチ

捕まえ料が盗みの額と同じ三両になる。捕まる側が、賞金の条件で穴から上がる。

サゲ

「三両くれるのか。なら俺の方から上がってやる」

別題『晦日の三両』。本線は三両での上昇。

ほかに