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おうじのたいこ
滑稽噺江戸商家夫婦見立て
王子の幇間・平助が、呼ばれもしない大店へ今日も顔を出す。
大きな家の奥。下女の泣き顔。つづらと鉄瓶と、猫。
つづらの中身をばらす、主人の声。
火事はないのに、平助は背負ったつづらと石臼を「近火の手伝い」と言い張る。
「近火の手伝いです」
鼻の圓遊の作。平助のあだ名が題になる。 「どこにも火事はない」→「今度あるまで背負っております」と伸ばす型あり。本線は近火の手伝い。