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おすわどん

おすわとん

別名 · おすわ

滑稽噺江戸・上方井戸夫婦地口

井戸から毎夜「おすわどーん」。後妻が伏せ、剣術師範が夜番に立つ。

情景

夜の井戸端。閉じた障子。遠くから「おすわどーん」と声が伸びる。

登場人物

あらすじ

  1. 旦那が妾・おすわを抱え、本妻・おあきは同居を許す。
  2. おすわがいじめ、おあきは井戸に身を投げる。おすわが後妻となる。
  3. 毎晩、井戸の方から「おすわどーん」——後妻は伏せる。
  4. 町の剣術師範が正体を見届けようと、不寝番に立つ——。

みどころ

聴くとき

遠くの声が「おすわどーん」へ聞こえる、伸びと間。

結末

  1. 夜番の師範は、声の主が屋台のそば屋だと突き止める。
  2. 恥をかいた師範は、そば屋を手討ちにすると言い張る。
  3. そば屋は身代わりに、そば粉を差し出す。

オチ

怪異の声はそば屋の売り声。そば粉を「そば屋の子」として差し出し、手打ち/手討ち。

サゲ

「そば屋のコだからソバコ」——「テウチになさいまし」

上方では売り声の正体が分かったところで落とす型がある。ここでは、そば粉と手打ち/手討ちまで続く江戸型を採る。

ほかに