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かじかざわ
別名 · 月の輪お熊 · 鰍沢雪の夜噺
怪談江戸山里皮肉の着地ほろ苦
吹雪で道を失った商人が、甲斐の一軒家へ泊まりを頼む。
甲斐の冬道。囲炉裏。粉雪の、戸の隙間。
冷めた酒の味。戸を開ける指の、痺れ。
毒の卵酒・銃・雪の沢を抜け、筏の一本の材木にしがみつく。材木と題目が重なり、ご利益で締める。
「お材木(お題目)で助かった」
圓朝三題噺と伝わる。続編に『鰍沢二席目』がある。本線は、卵酒で亭主が倒れ、商人が材木で逃げる型。