← もどる

勘定板

かんじょういた

別名 · 大和閑所 · 大和言葉

滑稽噺江戸・上方宿見立て

田舎の『勘定』は用足し。江戸の番頭は、そろばんを持ってくる。

情景

馬喰町の宿。板を求める旅人。奉公人が持ってくる算盤。

登場人物

あらすじ

  1. 地方では、紐付きの板で用を足し水に流す——それを「勘定」と呼ぶ。
  2. 江戸の宿で旅人が「勘定がしたい」と尋ねる。
  3. 奉公人は支払だと思い、発つときでよいと言う。
  4. 「勘定板を」と頼まれ、算盤を持っていく——。

みどころ

聴くとき

勘定は出立のときでよいと言われ、旅人がそこまで辛抱できないと訴えるやり取り。

結末

  1. 別室で用を足した板を持って来る。
  2. 奉公人が弾くと算盤が転がり、
  3. 「江戸の勘定板は車仕掛けか」。

オチ

用足しの「勘定」と宿代の勘定が食い違い、そろばんが転がる。

サゲ

「江戸の勘定板は車仕掛けか」。

上方では『大和閑所』または『大和言葉』。用を足したものを運ばず、着物の裾がそろばんの珠に絡んで転がるところで切る型もある。

ほかに