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義眼

ぎがん

別名 · 入れ目 · のぞき医者

滑稽噺江戸・上方医院見立て

目の具合が悪い男が、医者の指示を受けて奇妙な治療を試す。

情景

医者の診察、吉原の隣座敷、数日後の往診。

登場人物

あらすじ

  1. 目の具合の悪い男が医者に通うが、見えなくなる一方。
  2. 医者は悪い目を抜き、代わりに義眼をはめる。
  3. 夜は外して水に浮かべよ、と教えられ、男は吉原へ自慢に行く。
  4. 隣座敷の振られ客が、枕元の水をぐいと飲む——。

みどころ

聴くとき

隣の客が水を飲み干す場面と、医者が双眼鏡をのぞく間。

結末

  1. 飲んだ男は通じが止まり、熱を出して医者へ走る。
  2. 医者は肛門の奥に何かつかえていると見て、双眼鏡でのぞく。
  3. 驚いて逃げ出し、「向こうからも誰かにらんでた」と告げる。

オチ

男が飲み込んだ義眼が腸の出口まで来ていたため、尻をのぞいた医者には向こうから目がにらんでいるように見えた。

サゲ

「向こうからも誰かにらんでた」

別題は『入れ目』、上方では『のぞき医者』。五代目古今亭志ん生の型は「向こうからも誰かにらんでた」、古い型には「尻の穴ににらまれたのは初めてだ」というサゲもある。

ほかに