こはかすがい
別名 · 逢戻り · 子宝
酒と女郎通いで家を壊した熊五郎は、女房と子を手放して三年を過ごす。
大工町の泥酔。炭屋の二階。木場の道端の、子供の声。
「間違いなく、亀だ」——名を呼ぶ声。
人情の決着。裂けた夫婦を、子という鎹が綴じ直す。鋭い地口より、再会と復縁の情で締める。
子が鎹となり、夫婦が元の鞘へ戻る。
『強飯の女郎買い』から続く型あり(上・中・下)。本線は別れた夫婦を子が鎹としてつなぐ。強飯のくだりだけを本線にしない。 『子別れ』は別演目(長い親子人情)。続き物扱いの型あり。 『強飯の女郎買い』から続く三段の下に相当。単独口演では再会〜復縁まで。『子別れ』は別の長い親子人情。