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将棋の殿様

しょうぎのとのさま

別名 · 大名将棋 · 将棋盤

滑稽噺江戸・上方主従地口

将棋に凝った殿様が、家来を相手に自分勝手な指し方を続ける。

情景

城の間の将棋盤。たんこぶだらけの近習。鉄扇の影。

登場人物

あらすじ

  1. 殿が将棋に凝り、よそ見のあいだに駒を動かし、名馬の桂などと勝つ。
  2. 勝者は敗者の頭を鉄扇で叩く——近習はたんこぶだらけ。
  3. 療養明けの家老が対局を受け、敵の指図では戦わぬと正論を返す。
  4. わがままを封じられ、殿はあっさり負ける——鉄扇が手元へ。

みどころ

聴くとき

家老が頭ではなく膝をたたく、その音。

結末

  1. 家老は殿の頭ではなく膝をたたく。
  2. 「将棋盤を焼き捨てい。指す者は切腹」——盤が消える。
  3. 殿は次に落語に凝り、厄祓いの口上へ流れ「よっく笑いましょ」。

オチ

頭を叩く罰が膝へずれる。盤を焼く禁令が、将棋の暴政を切る。

サゲ

「将棋盤を焼き捨てい。指す者は切腹」

上方『大名将棋』。講談『将棋の意見』系。本線は家老の一打。 江戸本線は家老の膝打ち+盤の禁令で切る。上方『大名将棋』は落語凝り→厄祓い「よっく笑いましょ」まで(蛇足評あり)。焼き芋屋で締める型も。

ほかに