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しわい屋

しわいや

別名 · しわいや · 吝問答

滑稽噺江戸考え

自分もけちだという男が、さらに上の吝嗇家へ始末の指南を受けに行く。

情景

暗い玄関。吊るした石。梅干し一個の、一日分。

登場人物

あらすじ

  1. 吝嗇の小咄がマクラに並ぶ。本題はケチ自慢の男が大家を訪ねる。
  2. 糸で吊るした石の涼、扇子は顔を動かす——指南が続く。
  3. 梅干し一日一個は大名並み。つばをおかずにし、鰻の匂いで飯を食う話。
  4. 匂い代を請求されると、財布の音だけ聞かせる——。

みどころ

聴くとき

大家が『始末はしてもケチはするな』と評するところ。

結末

  1. 夜の再訪。暗い玄関で、目を打て、火花で下駄を探せ、と命じられる。
  2. 男「裸足で来た」。大家「畳を全部、裏返しておいた」。
  3. 先を読んだ吝嗇同士の、最後の一歩。

オチ

目の火花で下駄を探せ、に対し客は裸足。主は畳を裏返して先回りする。

サゲ

「裸足で来た」——「畳を全部、裏返しておいた」

別表記は「しわいや」。本来の演題を「吝問答」とする説があり、マクラの小咄や「始末の極意」の組み込みには演者差が大きい。

ほかに