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心眼

しんがん

人情噺江戸夫婦考えほろ苦

流しの按摩・梅喜は、片方の目だけでも治してほしいと薬師へ通う。

情景

浅草馬道。横浜からの道。お堂の満願。待合の灯り。

登場人物

あらすじ

  1. 明治頃、按摩の梅喜が弟にひどく罵られ、薬師へ二十一日の日参を始める。
  2. 満願の日、上総屋に目が開いていると告げられ、明治の街を初めて「見る」。
  3. 女房は不器量、自分は美男子、芸者の小春が惚れている——と聞かされる。
  4. 小春の告白に傾き、お竹と別れると宣言する——。

みどころ

聴くとき

小春の告白に傾く、梅喜の呼吸。

結末

  1. お竹が現れ首を絞める——と思えば、起こされる。
  2. すべては夢。梅喜は「信心はやめだ」とつぶやく。
  3. 「盲てなあ、寝ているうちだけ、よーく見える」。

オチ

開眼の夢で見たのは欲と裏切り。目覚めた盲の梅喜は、寝ているあいだだけよく見えたと締める。

サゲ

「盲てなあ、寝ているうちだけ、よーく見える」

現在知られるサゲは八代目桂文楽による改作。歴史的な差別語を含むため、現代の口演では言い換えることがある。

ほかに