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相撲風景

すもうふうけい

別名 · 相撲場風景 · こり相撲 · 凝り相撲

滑稽噺上方・江戸相撲場状況

相撲場の見物客が、土俵の声に釣られて次々と騒ぎを起こす。

情景

大入り満員の相撲場。前の客の頭、応援の声、握り飯までが騒ぎの種になる。

登場人物

あらすじ

  1. 相撲場は朝から満員。せっかく早く来ても、前の大きな頭に土俵を遮られる。
  2. 贔屓の力士に夢中な客は、前の客の帯をつかんでまで応援する。
  3. 握り飯を振り回しながら『しっかり取れ』と叫ぶ客の後ろでは、腹をすかせた男が言葉どおりに飯を取る。
  4. 別の客は、席を立てずに小便を我慢し続けている。

みどころ

聴くとき

短い騒動が次々に切り替わる噺。どの場面を選び、どこで切るかに演者差が大きい。

結末

  1. 小便を限界まで我慢した客が、寝ている酒飲みの空の一升瓶を借りて用を足す。
  2. 瓶を戻すと酒飲みが目を覚まし、酒が用意されたと思って口をつける。
  3. 泡立ち、目や鼻にしみると不思議がる酒飲みを残し、『大騒ぎ、おなじみの相撲場風景』と締める。

オチ

一升瓶をめぐる大騒ぎが、そのまま相撲場の風景になる。

サゲ

「大騒ぎ、おなじみの相撲場風景でございます」

小噺の選び方と順は演者によって大きく変わる。東京の『こり相撲』にも一升瓶型がある。放送向けには、煙草の火で着物が燃え『水だ』と叫ぶ客に『まだ水入りには早い』と返す地口のサゲが使われた。上方の『子ほり相撲』には、肩車の子を放り出して『子をほらな手が上がらん』と落とす型もある。

ほかに