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千両みかん

せんりょうみかん

別名 · 千両蜜柑

A滑稽噺江戸主従落差

真夏にみかんを、と病の若旦那。番頭が探し当てた一つには、千両の値がつく。

情景

大店の病間。旧暦六月の熱気。みかん蔵には、腐った実の匂い。

登場人物

あらすじ

  1. 大店の若旦那が伏せ、医者は気の病と見立てる。
  2. 番頭・佐兵衛が心残りを聞き出す——欲しいのは蜜柑。
  3. 座敷を蜜柑で埋める、と大言。だが六月に蜜柑はない。
  4. 叶わねば気落ちして死にかねない。町じゅうを走り、法外な値で手に入れる——。

みどころ

聴くとき

若旦那が三房を差し出し、佐兵衛が廊下へ出るところ。

結末

  1. 若旦那は七房を食べ、残り三房を両親と佐兵衛へと渡す。
  2. 佐兵衛は一房百両、手元に三百両と勘定する。
  3. 佐兵衛は蜜柑を携え、出奔する。

オチ

番頭は一房百両と数え、暖簾分けでも五十両はもらえまいと、三房を持って逃げる。

別名に『千両蜜柑』。値のつき方や入手経路には演者差があるが、本線は夏のみかんと番頭の出奔。

ほかに