そこつのくぎ
別名 · 宿替え · 粗忽の引越 · 我忘れ
引越しを終えたそそっかしい亭主が、女房に頼まれて壁へ長い釘を打つ。
新居の荷ほどき。風呂敷いっぱいの荷物、壁を貫く長い瓦釘、急かす女房。
女房に急かされ、亭主が釘の確認に出かけるところ。
瓦釘が隣の阿弥陀の頭へ抜ける。謝罪がホウキ掛けの感想にすり替わる。
「おや? おたくはこんなところにホウキをかけるのか?」
上方では「宿替え」「宿がえ」、別題に「我忘れ」「粗忽の引越」がある。道中や長話は演者差が大きく、ホウキの後に父親を忘れた話まで続ける長い型も伝わる。