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代書屋

だいしょや

別名 · 代書

滑稽噺上方・江戸事務所逆転すれ違い

無筆の男が、代書屋へ履歴書の相談にやって来る。

情景

代書事務所の机。筆と印。履歴書の、黒い訂正印。

登場人物

あらすじ

  1. 無筆の男が、履歴書の代書を頼みに来る。
  2. 本籍も生年月日も学歴も、答えが一つ噛み合わない。
  3. 職歴を順に言うが、開店しなかった店、二時間で辞めた夜店——紙から消えていく。
  4. 代書屋は頭を抱えながら、なんとか一枚にまとめようとする——。

みどころ

聴くとき

「やろうと思った」を言ったあとの、抹消の間。

結末

  1. 男は署名ができず、履歴書に「自署不能につき代書す」。
  2. (長い型)字にうるさい老人の使いが詫び金の領収を求め、代書屋が緊張で自署できなくなる。
  3. 使いが名を代筆し、横に小さく——「自署不能に付き代書す」。

オチ

字の書けない客のために書いた文言が、代書屋本人の署名不能にも返る。

サゲ

「自署不能につき代書す」。

4代目米團治作(昭和初期の新作、いまは古典扱い)。現行は前半の履歴書だけで切る口演が多い。原話後半に老人・使い・渡航証明など。枝雀・談志などの改変あり。 現行は履歴書の前半だけで切る口演が多い。原話は領収の返り討ちまで。枝雀・談志などの改変あり。

ほかに