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町内の若い衆

ちょうないのわかいしゅ

別名 · 町内の若い者 · 町内の若衆 · 鉢山嬶

滑稽噺江戸・上方長屋夫婦逆転

親分の妻の謙遜を聞いた職人が、家で女房に同じ受け答えを求める。

情景

親分宅の庭の工事音。男の長屋。空っぽの部屋。腹の、ふくらみ。

登場人物

あらすじ

  1. 親分の留守に妻と茶話。庭の茶室増設を、町内の若い衆が寄ってこしらえたと謙遜される。
  2. 男は自らの妻と比較して情けなくなり、帰宅して受け答えをなじる。
  3. 妻「言ってやるから、茶室を建て増ししてみろ」——男は湯に逃げる。
  4. 友人に「大将は働き者ですね」で締めくくれと頼み、家へ行かせる——。

みどころ

聴くとき

友人が家の中をほめあぐねる前後。

結末

  1. 友人はクモの巣や空室をほめあぐね、妊娠に気づく。
  2. 「この不景気に赤ん坊をこしらえるなんて、おたくの大将は働き者ですね」。
  3. 妻「うちの人の働きではないわよ。町内の若い衆が、寄ってたかってこしらえてくれたようなものよ」。

オチ

茶室の謙遜が、腹の子に乗り移る。「働き者」の褒めが、不倫の示唆になる。

サゲ

「町内の若い衆が、寄ってたかってこしらえてくれたようなものよ」

上方『鉢山嬶』。本線は同じ謙遜文句の転用。 別名『町内の若衆』を統合(表記ゆれ)。 艶笑が強いため言葉を濁す型あり。本線は妊娠に乗せた謙遜の一言。

ほかに